東京に戻って来たんですね。

当然ながら，希望チケットは完売。
それにしても，四季のHPはとても親切ですね。
何の団体の貸切かもご案内があって。

ケロさんファンの方のブログを読ませていただき，自分のときのこと（前のご贔屓の退団発表からのこと）を思い出した。

(長々と，自分語りですので，興味のない方は，スルーしてください。)

一言でいうと，

番狂わせ。

だった。

いつか来ることはわかっていても，感情的には，受け入れられない。それも，もちろんあった。
そのうえ，こけら落としが月組と決まった時点で，もう一作は確実，と思いこんでいた。晴れがましいこけらこけら落とし公演と，トップのサヨナラが同時なはずがないと，信じていた。

楽付近の博多公演を見たファンには，予感した人もいたらしい。
前半に観劇した私には，わかるはずもなかった。
残暑も厳しく，7月から体調も思わしくなく，生きているので精一杯だったその頃。

そのニュースを知ったのは，ネットに情報が流れて，10時間以上が経過してからだった。

予想外の時期の発表だったということ。
何よりもすばやく行動しなければいけない時期に乗り遅れたということ。

すべてが，私を打ちのめした。

動揺を通り越して，凍り付いた。

めったに使わない携帯で，遠距離の友人にかけた。

「大丈夫？」
と言われて，
「うん，大丈夫だよ」
と答えたとき，全く大丈夫でないことに気が付いた。

幸いというか，何というか，東京で上演されない「ゼンダ城の虜」に通うべく，様々な手配をしなければならず，落ち込んでいる暇はなかった。

それにしても・・自分のご贔屓の卒業公演に限って，何故，東京が最後でないのか？いつも，そうなら，仕方ないと思う。
そして，新劇場と伴に，前売りシステム，友の会のシステムとも一新。
どうしてご贔屓の卒業公演に暗中模索しなければならないのか？

歌劇団に泣かされっぱなし

でも，嘆いている暇はない。

熾烈を極めると思われる，こけら落とし公演のチケット獲得競争。
可能な限り，思いつく限りの手をつくした。
金券ショップめぐり，オークションetc。
けれど・・

高騰するチケット価格。
「ゼンダ城の虜」でのムラ通いで疲弊する財政。

熱烈希望日のチケットは，たやすくは手に入らない。
こけらだからといって，何故，あそこまで跳ね上がったのか。ご贔屓のファンには，お金に糸目をつけずの人が多いのか？

今から振り返ると，あの頃が，バブルというか，ピークだったと思う。
まさに，狂乱の時代。

初日のチケットすら手に入れないうちに，東京での舞台稽古が始まる。
非ムラ在住のファンにとっては，最後のお稽古待ちのチャンス。
ビル風に耐えながら，ご贔屓を待った。
お手紙を手渡しできるわけでなくても，サングラスをかけていても，通った。
フラフラと帰宅して，ネットでオークション。

直前になっても，出品はあった。
より良いお席を手に入れた人が手持ちを放出したり。

ぎりぎりになって，チケットをゲット。観劇はできたけれど，緊張と，疲労で，あまり楽しめなかった。
お稽古待ちで体力をすり減らし，オークションで神経をすり減らし。

そうまでしてチケットを手に入れて観た初日。

どうしてわたしのあの人が，センターにいないの？

普通の公演は，それなりに観たと思う。
でも，100％楽しめたわけではない。
サヨナラショーのチケットが1枚もないことが，心に重くのしかかった。
目の前の公演を楽しいと思う気持ちよりも，サヨナラショーを観ることができなかったらどうしようという心配が大きかった。

公演中も続く金券屋めぐり，オークション。

そして，とにかく，寒くて，思うように入り・出待ちができなかった。
せっかく用意したチケットが，風邪なんかひいて無駄になったら大変と思って。
頑張って，1回公演の出待ちに駆けつけても，日が暮れて真っ暗だったし。

ご贔屓は劇場
私は，金券屋めぐり

こんなに切ないことはない。

さらに，DC，ACTの準備も，しなければならない。
大劇場も。

最後ぐらい，集中させてほしかった。
結論から言うと，サヨナラショーは，2回とも，観ることができた。
手に入れたのがあまりに直前（大楽のチケットを手にしたのが，前楽の日）で，なんとなく，実感がわかないまま，観ていたと思う。

1800字も書いたのに，消えてしまい，書き直しました（涙）

続く

予告編を見てみた。
なかなか，面白そうだなあ。

あの，大好きな音楽がいっぱい。
冒頭の出だしは，四季版と同じのように思う。

さっぱりとした，爽快な味でした。
ストレートで。
お菓子がしっかり甘かったので，相性抜群でした。

自分で選ぶと，ダージリンになりがちなので，この福袋企画がかなり気に入りました。

私信です
ドリーさま
まだご覧になるのかわかりませんが，書かせていただきます。
ケロちゃんのことはもちろんですが，ホテルドリーでの様子もほのぼのとしていて，楽しませていただきました。
ゆっくり身体を休めて，また，気が向いたら，いつでも戻ってきてくださいね。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
もともと，部屋は片づいている方ではない。

「いつか使うかもしれない物」
「使わないと思うけれど，物としては使えるもの」

こういうもので溢れかえっている。
必要なものも，整理整頓できず，散乱している。

さらに，宝塚ファンになってから，増え続けるビデオ，写真，書籍，グッズ，等々。

前のご贔屓が退団したら，片づけようと思っていたのに，多忙になったり，病気になったり，時期を逸して，うやむやに。

私は，片づける能力が欠如しているだけであって，カオス状態が好きなわけではない。決して！

もうそろそろ，限界。物理的にも，精神的にも。
物を捜している時間が多くて，イライラ。

だからといって，どうすれば良いのか。

まぁ，アクセサリーとか，洋服は，さほど買わない（買えない）方ですね。グッズも，前ほどは。定期購読もやめたし。
一般書籍はほとんど，借りてすませているし。

やっぱり，捨てられたいのが最大の問題でしょうねぇ。

ビデオテープの仕組みがちょこっとだけ，わかった。
端の部分が可動式になっているらしし。
ねじれたたまま放置していたBMBビデオ引っ張り出して，端を動かしてみた。
テープを押し込む手間はなくなるんだけど，テープを引っ張り出すことができない。

ネジ回しで空けることにした。
巻いてある部分に，ねじれを発見し，戻す。
で，確認したら，ねじれが二重に？？？
おかしいなあ？？
悪戦苦闘した結果，巻いてある一方のテープをまるごと，2回ねじって，戻した。

それをはめるのが，大変の何の！
巻いてある部分をぎゅうぎゅう押し込んで，しめるわけだけど，テープを出す部分がわからない。
他のテープで確認。
で，わかったところで，正しい位置にテープを通したまま，しめるのが大変。すぐ，はさっまっちゃうし。

元通りにしたときには，ぐったりでした。
ぜえぜえ。
ちゃんと再生できてよかった。

ところで，ケロちゃんのトークショー，入場すれば聞けたんですねぇ
招待券，持っていたのに（涙）
もっと強い人間だったらねえ＞自分
聞こえると思っていなかったから，あの場所にいることに耐えられなかった。
ま，何事も経験ですね。

以下，私信です。

ドリーさま
詳細，ありがとうございます！
有り難く読ませていただきました。
私も，ジェンヌさんの卒業で空いた心の穴を埋められるのは，ジェンヌさんしかいないと思います。でも，ファン活動に抵抗が無い分，加速度もすごいので，ご用心くださいませ〜。

緑野こあらさんの日記を読んで，勝手に想像を膨らませています。

どんな薔薇だろう？

薔薇は，「ケロちゃんを花にたとえると？」って聞かれても，思いつかない花なんだけど，実は，いろんな種類がある。

花屋のガラスケースに入っている薔薇ではなく，どこかのお城の庭でひっそりと，けれど，庭師が丹精こめて世話して，花開いたオールド・イングリッシュ・ローズ。一重で，一色ではなく，花びらの縁だけ，違う色。

そういう感じがします。

↑とは無関係な内容がほとんどです。念のため。

8時には予定人数を超えていたそうで，着いたときには，整理券配布終了していました（涙）。

トークショー見れなかったら，ハウルの動く城見ればいいし〜，雪組さんを当日券で見てもいいし〜と気楽に考えて出かけました。

でも，それは建前で，何が何でも見たかったらしい（涙）
心の底に，「今日は，ケロちゃん」な気持ちがあったらしく，切り替えができなくて，とても，他のことで楽しめるとも思えず，映画は後日ということに。
イヴの日の出待ちにかすってしまい，今日は，自分なりに，お別れを，と思っていたのに・・・。
銀座にいることそのものが辛くて，アフタヌーンティーで友人の誕プレでも，と思ったけれど，寒いし，眠いし，でとぼとぼと帰ってきました。三越で，なにがしかのセールの初日だったらしいですけど，見向きもせず。

帰りがけに，マックでANAキャンペーン応募のため，ビックマックをもらうという極めて現実的な行動で，気が紛れました。

昼寝（ふて寝？）して起きたら，ハウルの城が見たくなりました。
でも，交通費がもったいないので，行きません。
仕事でもしますか。

元のご贔屓のビデオ，親に上書き録画された。
グレてやる！

一昨日，某紅茶店で飲んだ抹茶豆乳が美味しかったので，作ってみた。
豆乳に，砂糖を入れて，レンジで温める。
ん？ぬるいぞ！
解凍になってるよ。やり直し。
抹茶を入れて，しゃかしゃか。
ダマが多いナー。
完成。

げ＞＜

しょっぱい〜。

砂糖でなく，塩だったよ，白いのは。こりゃ日記ネタでしょ（笑）

再度，やり直し。抹茶ってお高いのに，もったいなーい。
ダマダマが多いので，裏ごし。
しゃかしゃか。
いちお，それらしくなったけど，金物くさい！

疲れをとろうと思って，作ったのに，疲れただけだったよ。
外で飲む飲み物ですわ。

ドリーさんの日記の更新時間が今朝だったので，まさか！？と心配してしまいましたが，無事，ゲットされたのですね。よかったよかった。
日記楽しみにしていま〜す。

会服代金を振り込みました。

退団発表，ありましたね。
2つの組のトップ娘役として，大劇場で数々のヒロイン役を演じてきた彼女ですが，見た中で，一番似合っていたのは，日生劇場公演のメラニーでした。次が，マリー。次が，赤い花。その次にアムネリス，かな。

前のご贔屓の相手役として，月組に戻って最初の作品が，うたかたの恋でした。
あの頃が，昨日のことのようでもあり，星組トップ娘役さんとは，別人のようでもあり。

どの生徒さんにも，必ずゴールはある。
遅いか早いか，見えているかいないかの違いだけで。
そのことに気付いたせいか，わりと冷静です。

福袋は，買わないつもりだったけど，紅茶なら，不要品が入ってることもないし，自分で買わない種類との出会いもあるかな，と思い購入。

梅クラシックという茶園ごとのお茶とブレンド（フレーバー以外）が入っている福袋。

「福」と書かれた箱と，ティークリップが入っていました。
レジで，缶入りの福茶もいただきました！

箱を開けると，紅茶がざくざく。幸せ〜。

中身は・・

ジエル（ダージリン）
2004年ブレンド（ダージリン）
ハプジャンパルバット（アッサム）CTC
クレイグモア（ニルギリ）
ダルモア（ニルギリ）CTC
黄金桂特級（中国）
真紅紅茶特級（中国）
セイロン・ウバ・クォリティ（セイロン）
ポトツワ（セイロン）
チェマムル（セイロン）CTC

楽しめそう〜♪
さっそく福茶を賞味。
めでたそうな缶が，ムードを盛り上げます。

緑茶も入っていて，ジャスミンのほのかな香り。
胃に優しく，さわやかでおいしかった。
緑茶と紅茶のブレンドといえば，ホテルインペリアルで初めて出会って，とても気に入ったのだけど，言葉の壁があって，それで終わってしまった。

緑茶を入れることで，とてもさわやかになるのだと思う。
紅茶を飲み過ぎた後や，寝る前でOK。
福茶って，福茶であるがゆえに飲むって，感じだけど，これは，福茶でなくても，是非，飲みたいです。

ゆみこちゃんが帝という予備知識のみで見てきました。

あんなに悪い人とは思っていませんでしたよ＞帝
そこまでやるか？みたいな。
何様？（←天皇さま）みたいな。
あー，びっくりした。
帝というと，雲上人というイメージがあるので，あそこまで生々しく人間としての欲望を見せられると・・何だか・・。

すみれちゃんの役は，捨て子なんですね。
似合わないですよ。

照葉との恋
これって，いわゆる，禁断の恋ですね。
わたくし，ご贔屓には，（舞台の上では），悩んで，悩んで，悩み抜いてほしいと思っているのです。いわゆる，影のある男役ですね。
でも，すみれちゃんには・・・。
そういう恋で悩むすみれちゃんをみるのが，かわいそうで・・。ラ・エスペランサでの，画学生との恋のようなほのぼのとした恋が見たいです。
何か冒険をするとか，超人的なヒーローとか，そういうことでなくて，（能力的には）普通の人なんだけど，人柄に魅力がある。そんな青年が，ごく普通の恋をする。
大げさな台詞はなくても，ふとした一言が，暖かい。
そんな役が見てみたい。
大げさな装置がなくても，格好良いんですもの。

音響的には良かったです。
手で鼓を打つ音が特に好きでした。雅楽って良いものだな，と。耳の保養になりました。
この場面でのすみれちゃんの美しいこと。鼓を打ちながら，舞い踊る姿のしなやかで，美しいこと。お衣装も雅ですし。すみれちゃんって，貴族的な気品を身にまとっているんですよね。やっぱり，捨て子とは・・。
捨て子にしても，やんごとなき血筋の家だったが，没落して・・というような背景があれば納得なんだけど。

最後，帝が，虹人と照葉の子供に鼓を返し，笛と合奏するシーン。
ああ，この人は，これがやりたかっただけなのよね。
あの夜，虹人が，合奏に応じていたら，あんな悲劇は起きなかったのかも，と思いました。

それにしても，あのゼウスさまよろしく虹人が出てくる場面，前回東宝公演のショーか何かかと思いましたよ（笑）

タダの古い鼓も演奏できない帝って・・。

時代考証について
天皇親政は，結構でしょう。
本当は，御簾の内にいるはずの帝が顔を見せているのも，仕方ないでしょう。ゆみこちゃんが，見えなくなってしまうから。
後宮にいるはずの中宮・女御が，政治の場にいるのは，どうも・・。
管弦の催しでは良いと思うんですけど。

そういう，数々の突っ込みどころはあれど，煌めく，銀河，優美に踊る虹人，美しい作品ではありました。
日本物のショーだと思って見れば，良いのではないでしょうか。

以下，公演後の余談

憧れの紅茶のお店に行きました。
広々としたサロン（これで全席禁煙ならば言うことナシ）
明るいショーケースの中のケーキたち。
プチサイズのケーキがあるのも魅力。
美味しいお茶には，甘い物がほしくなるから。
と言いつつ，年が明けてから毎日，何かしらケーキを食べていたので，飲み物のみ注文。

マシュマロティー

チョコレートフレーバーのミルクティーにマシュマロが浮かんだもの。
シナモンスティックでかきまぜながら，いただきます。

温まるし，甘い香りで，お菓子がなくても満足。

につき，3月某日のフライトが，先行予約でとれたという確認メールがきた。

さて，チケットレス決済でもしようかと思った矢先，その日に，ご贔屓出演のイベントがあることを知る。
そのイベントに参加すると，予約した最終便には間に合わない。

あわてて，翌日のフライトを予約しなおす。
でも，イベント，抽選参加なんですよねえ。

結果が分かるのが，来月。
予約したフライトのチケット購入期限が今月。

どうすれば良いんでしょうねえ。

という悩みをかかえつつ，銀行に口座開設に。
待たされましたとも。
キャッシュの振込手数料が高いので，作ることにしました。

同級生と，宝塚談義。
彼女は，全公演を1回ずつ観劇することを目指しているDD（誰でも大好き）。

私は月組が好きだと言うと
「特定の誰かいるの？」
「うん！」
「じゃあ，楽でいいよね。そこだけ見ればいいんだから」
「え・・・・うん，まあ，ね」

特定の誰かいると楽なのか？
違うでしょう。
ご贔屓の公演をリピートしたうえ，興味ある他組の公演にも出没するわけで。チケットの他にも，お茶会，カレンダー，会服。

でもね，言えなかった。
だって，宝塚外の人もいたから。

ファンオンリーなら言えたけど，宝塚ファンでない人に話したら，呆れられそうで・・。

アップルジャスミンティー（フレイバーティー）というものを飲んだ。
りんごの甘い香りと，ジャスミンのフローラルな香り合っていて，わりと美味しかった。このお店に来たらダージリンと決めているのだけれど，この日はあいにくと，昼間に飲んでしまったので。

月組は，飛鳥夕映え・絢爛?の写真を主に飾ってあった。
前のご贔屓のビデオシアターの放映が終わったところだったのが，ちょっと残念！

液晶テレビで，運動会の様子も少しだけ見ることができた。
途中から見たので，もう一度最初から，とモニターの前に居座ったけれど，他の番組になってしまった。
いろんなのを流すんですね。

階段セットで，記念撮影をしたり，楽しかった。
階段は，実物より，奥行きがあって，足がすっぽり乗る長さだった。

毎年恒例，ウィーンフィルのニューイヤーコンサートの中継を見る。

バレエの舞台は，ベルベデーレ宮殿。
部屋の内装も，踊っている人もとてもステキで。
彫刻や，煌めくシャンデリア，見事な床，ひるがえるドレス。
宝塚の舞台が，そのまま現実となったよう。
こんなところで，ご贔屓と踊れたら・・なんて，新年早々，良い夢見させていただきました。

ホールのお花は，見事に，紅白でした。
どういう人が，お花を担当するのでしょう。
一度，やってみたいものです。

今年は，ラデッキーは中止。
ちょっと不完全燃焼。
楽団の姿勢は立派だと思うけれど。

前のご贔屓が卒業したとき，もう，ここまで誰かを愛するのはやめようと思った。そういう人が，現れるとは思えなかったし，別れるのが辛すぎたから。

前のご贔屓と走った数年間，人生のなかで，一番，密度の濃い，充実した期間だったし，彼女を愛したことに，後悔はなかった。
彼女のために踏み越えた一線は，たくさんあった。
初めてのお茶会，初めての海外公演，初めてのFC，初めての会服。

でも，退団発表のショック，喪失感も，それまでの人生の中でも，とりわけ大きなもので，本当に，あまりに，辛くて，もう二度とこんな想いはしたくないと思った。
それだけ，愛しすぎたんだと思う。

しつこいようだけど，そのこと自体は，少しも後悔していない。
むしろ，そこまで夢中になれること，愛せる人に出会えたことは，幸せなことだったと思う。

今のご贔屓のことは，意外に早くから気になっていたし，青年館で主演作品も見た。
それなのに，FCになかなか入れなかったのは，前のご贔屓の退団公演は，チケット代がバブルの時代で，東奔西走，体力的にも，財政的にも疲れ果ててしまい，

（生徒さんとは一定の距離を置いた方が良い）

という気持ちがあったから。

その後，体調を崩し，人生もう終わりかも・・・という時期も何とか乗り越え，ちょっと不安ながらも，電車に乗って出かけられる状態になって，足が向いたのが，日比谷だった。

チケット代がないときでも，入り待ちをした。
目当ては，うちのご贔屓。
1000daysで，偶然，出に遭遇して，舞台とは対照的に，白いほわっとした雰囲気だったのが印象的で。

そのとき，目にしたものは，ご贔屓にお手紙を渡して，幸せいっぱいの，ファンの顔。

あんなふうに，幸せにたりたい！

そう，幸せいっぱいのファンを見て，FC入会しようかな，と考えはじめる。

その次の公演くらいに入会だったかな？

ま，よく覚えてないけど。
リハビリを兼ねて，たまに入り・出に行くことで，いくらか自信もついてきた。

入ってしばらくは，控えめに活動していた。
とにかく，

距離をおかなくちゃ

という想いがあったから。

と，ここまでは，去年あたりまでの話。

今年は，ご贔屓に急接近した一年。

前のご贔屓のときには，何しろはじめてのことばかりで，FCへの入会も大変な決心をして入ったけれど，一通りの経験があるので，動き出すと，早い（笑）

まず，薔薇の封印東京公演。
サヨナラ公演でもないのに，会服でガードに参加。
千秋楽の日には，カメラを構えて前のめりになってくる，一般の人のすぐ前で，本当の「ガード」を経験。

プライベートで，いろいろ，悩み事の多い年で，そんなとき，出のご贔屓の笑顔で癒されたり。

長時間のガードでフラフラでも，周りには「最近そう」と言われて，やっぱり，好きなことだと頑張れるし，エネルギーももらえるんだな，と。

地方公演は，日帰り参加。出待ちも。

ついにお稽古待ち。
クリっとした瞳でじっと見つめられて，あの瞬間に，もう逃れられなくなったんだよね。
私だけを見つめてくれたと，100％の確信をもって思える瞬間。その刹那の，甘いときめき。

大劇場は，役替わりということもあって，お茶会に参加。

通い倒した東宝。

ちょっと事情があって，家庭の居心地がよくなかったりするので，あの日比谷の路上のこそが，「自分の居場所」という感じがしたり。
ガードで，いつも同じ木の下になることが多いので，「私の木の下」と命名した場所もあり。

そして，念願の，バウ単独主演。
トップのファンとは違う喜び。
（前のご贔屓は，ファンになったときには既にトップだった。）

ファンとして，何よりも優先するべき公演だと，直感で悟った。
もろもろのしがらみを放棄し，短い日程の公演中に，2度のムラ入り。
お茶会に参加し，千秋楽を観劇し，楽屋出を見送り・・。
ファンとして，最高に幸せな時間。

前のご贔屓のときにやりたくてもできたなったことが，沢山できた。
来る日も，来る日も，お手紙を渡して，笑顔でお見送り。
あの一瞬のために待つ時間は長かったけれど，自分のしたいことのために時間を使えるという幸福。

東宝の舞台に，ご贔屓が出てくると，思う。

「あ，わたしの○○○ちゃんが出てきた」

自分のものだと思っている人が出てくることで，劇場の舞台がより身近に感じられた。

お茶会に参加したり，歌劇等の記事を読むことで，会話の受け答え，性格，物の考え方等，他人とは思えないくらい，親しみ，共感をもった。

前のご贔屓は，雲の上の人だった。
今のご贔屓は，同じ部活動のステキな先輩を追っかけてたときの感覚を似ている。
わりと，「体育会ノリ」なところも気に入ってます。
世代的なものもあるのだろうけれど，知れば知るほど，同じ種類の人間と思えて。

「運命」というより他の言葉が見つかりません。

前のご贔屓には「憧れ」
今のご贔屓には「親しみ」

気付けば，前のご贔屓のときより，ディープなファン活動を展開していた一年でした。
支えているつもりが，支えられているのは，私だったのも事実。

飛行機の手配やら，チケット代の段取りで，「何とかしなきゃ！」と思うと，意外なパワーがでてきたり。

やっぱり，愛する人がいるって，素晴らしい！
生きる力，くれた人。
あなたに出会えてよかった。

元のご贔屓に，年賀状を出している人がいることを知って，私って，ジェンヌさんから，当然のようにもらいっぱなしだわ〜，と思った。
いつも，写真入りの年賀状をとても楽しみにしているけれど，自分から，出すなんてことは，思い及びもしない。

何でだろう？

たぶん，年賀状を書くのが好きでない，義務感から書いてるからかな。
ご贔屓へのお手紙は，「愛を込めて」書きたい。
書きたいから書く，という状態でいたい。
クリスマスカードは，出したいと思った。
けど，気付いたら，24日で（笑）
クリスマスカードは，好きなんですね。
別に，年賀状も，もらうことそのものは，嫌いではないんですけど，返事を出すのが面倒で。

ま，普段，あげる一方なので，たまにはもらいっぱしもいいかな，なんて。

くれた人にだけお返し作戦が，一番無駄がないんですけど，お正月に家族がのんびりしているのに，自分だけバタバタするのも何だかって，感じで。
これから，年賀状をやります。はぁ。

もう帰る日になっちゃったよ。
楽しい時間はあっとい間だね。

限られた時間だけれど，ひたすら滑る。

空港で，時間がなくて，ポテトチップを買えなくて残念。