「あかねさす紫の花」を見て思ったこと。

中大兄は、弟の家に上がりこんで、妻に告白しちゃうというとんでもない人です。

弟に現場を見られても、

「その弓は何事だ」

とエラそう。

「嫌いでした」
と言われ
「そんなはずはない!」
と断言。

こうなると、なんだか中大兄のしていることは「仕方ない」のではないかって気がしてしまいます。

こういう自分の欲望に忠実な役を演じるご贔屓って、魅力的です。傲慢?それも良しって感じです。

額田が本当に嫌っていたとしたら、中大兄はどうしようもなくやな奴なのですが、そうではないようで、煮え切らない態度です。

「中大兄の強い光に射すくめられていた」と告白している額田は、中大兄に惹かれていたんだと思います。惹かれているのに、相手にされなかったから、反発した。つまり、絶対値の大きさはそのままに、+が−に転じた。+が転じた−というのは、ちょっとしたきっかけで、+に戻ります。
つまり、額田が自分に惹かれていることをちゃんと知った上で、「強引に迫れば落ちる」という勝算が中大兄の心のどこかにあったに違いありません。

額田は、私を求めている
私も、額田を求めている
だから、妃にする
それが、何か?

という論理。弟の妃をとっちゃうのに、後ろめたさがないんですよね。

夜の部は,のぞみちゃんご観劇でした。

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