雪組公演「ベルサイユのばら」初日 感想
2006年4月7日 宝塚オスカルが,強いお方,というか,もう超越した存在。
星組のオスカルは,貴族とか,平民とか,そういう区別を越えて1人のフランス人なんだな,と感じましたが,雪オスカルは,人であることすら超越。
「刺し殺してやる」とアランに言われてもわははと笑い飛ばすし,アンドレに毒殺されそうになっても,
「それで?」
と。
コムちゃんは,男性の役を演じているとき以上に,男らしくて,強かった。そして,宝塚のオスカルだった。
いつもの主義に反して,ついうっかり,他の方の感想を読んでしまいました。それで,免疫がついたのか,1幕は(評判良くないわりに),意外に楽しめました。ペガサスにも驚きませんでした。
さすがに,2幕のロザリーには引いてしまいました。
「好きです,好きなんです」
そ,そんなこと面と向かって言うか?
ひっそりとオスカルを慕っているのがいじらしいのに・・。
1幕は,むしろ,かなり共感して観ていたんですよ。
オスカルの軍服をぎゅっとするところとか。
(原作では,アンドレが気付いているんですよね。)
それが,コソコソと夜中に,忍び込み,カーテンの影に隠れて,不審者扱いされて登場って,宝塚のヒロインとしてどうよ?
オスカルの反応もね,しれっとして「嬉しいよ」って。
女子校で,後輩に,
「憧れているんです」
と言われて
「ありがとう」
と受け流すノリですね,ほとんど。
自分を慕っているロザリーの気持ちに気付かず,ベルナールとの結婚をすすめた無神経さに対する反省とかってないんだろうか。
星組版で,オスカルの気持ちに気付いたフェルゼンの反応こそまともだと思うんですよ。
星組のオスカルは,フェルゼンへの恋に揺れる女心が中心に描かれていた一方,雪組バージョンでは,かなり男性的に描かれています。トップ娘役の演じるロザリー(すなわち,ヒロイン)に愛され,ル・ルーの憧れの対象でもあるわけで。
いろんな切り口で,というのは良いんだけど,同じ人物が別人のようっていうのはどうなんだろう・・・。
星組のオスカルは,貴族とか,平民とか,そういう区別を越えて1人のフランス人なんだな,と感じましたが,雪オスカルは,人であることすら超越。
「刺し殺してやる」とアランに言われてもわははと笑い飛ばすし,アンドレに毒殺されそうになっても,
「それで?」
と。
コムちゃんは,男性の役を演じているとき以上に,男らしくて,強かった。そして,宝塚のオスカルだった。
いつもの主義に反して,ついうっかり,他の方の感想を読んでしまいました。それで,免疫がついたのか,1幕は(評判良くないわりに),意外に楽しめました。ペガサスにも驚きませんでした。
さすがに,2幕のロザリーには引いてしまいました。
「好きです,好きなんです」
そ,そんなこと面と向かって言うか?
ひっそりとオスカルを慕っているのがいじらしいのに・・。
1幕は,むしろ,かなり共感して観ていたんですよ。
オスカルの軍服をぎゅっとするところとか。
(原作では,アンドレが気付いているんですよね。)
それが,コソコソと夜中に,忍び込み,カーテンの影に隠れて,不審者扱いされて登場って,宝塚のヒロインとしてどうよ?
オスカルの反応もね,しれっとして「嬉しいよ」って。
女子校で,後輩に,
「憧れているんです」
と言われて
「ありがとう」
と受け流すノリですね,ほとんど。
自分を慕っているロザリーの気持ちに気付かず,ベルナールとの結婚をすすめた無神経さに対する反省とかってないんだろうか。
星組版で,オスカルの気持ちに気付いたフェルゼンの反応こそまともだと思うんですよ。
星組のオスカルは,フェルゼンへの恋に揺れる女心が中心に描かれていた一方,雪組バージョンでは,かなり男性的に描かれています。トップ娘役の演じるロザリー(すなわち,ヒロイン)に愛され,ル・ルーの憧れの対象でもあるわけで。
いろんな切り口で,というのは良いんだけど,同じ人物が別人のようっていうのはどうなんだろう・・・。
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