星組「ベルサイユのばら」重箱の隅的感想

重箱の隅をつついてみます。
まあ，すでに書きましたように，多少，台詞の流れが？だったり，場面のつながりが？なのは，仕方ありません。全9巻のストーリーを2時間半にまとめるわけですから。

でも，場面そのものが破綻していてはいけないと思うわけです。
それは，パリでの，国王一家の家族団欒。

シャルルの方が，テレーズより大きい！
確か，13才と7才くらいですよね。
23の姉より，17の弟が長身ってのはありですけどね。13才と7才で，弟が大きいってのは変です。
これは，歴史的事実ですからね。
シャルルは年齢からして，小柄な娘役さんが演じてもおかしくないです。逃亡事件では，女の子の服を着せられたそうだし。かわいい子だったのでしょう。
あと，マリーテレーズ幼すぎ。どうにかしてください。

さらに悪いことに，今宵一夜のような，身長差をうまくごまかす演出上の工夫ゼロだし。
まあ，見せ場である今宵一夜に比べたらどーでもいーし，メインはアントワネットだし，そんな手間はかけられないなら，シャルルを小柄な娘役が演じればいいんです。

エリザベートの少年ルドルフも，ぐんちゃん（月影瞳）が演じたりしているのだし。

あと，国王の呼出に，弟が付きそう場面。弟って，うまく逃亡して，16世亡き後，王政復古でちゃっかり王座に座っていたはず。ここで，あえて彼を登場する理由って？？
史実によれば，最後まで運命をともにしたのは，16世の妹のエリザベル王女。まあ，彼女が出ると，一家団らんというテーマが薄まってしまうので，出さなくても仕方ないですけど，あえて弟を出した理由って・・。

?アンドレの目がみえないってエピソードと，?ブイエ将軍がジャルジェ将軍と仲が悪いってエピソードは省略されていますね。

?については，「女だから馬鹿にされる」とか，「女だから・・」って視点を強調したいから，邪魔だったとか？

衛兵隊との絡み（ディアンヌを出すとか）がほとんどないために，バスティーユで，隊長について行きますって時に感動が薄い。
メルシー泊の説教を短くしたら？