何度も読んだ原作。
何度も繰り返し観たビデオ。

心に刻まれた台詞を,聞き慣れた,大好きな御贔屓の声が語る心地よさ。

オスカルの軍服は,美しい。
宝塚の美学の真髄が詰まっている。

これまでの公演や,ビデオや,写真で瞼の裏に焼き付いたお衣装。

その,見慣れた軍服を見慣れた御贔屓が着ているのだけれど,組み合わせとしては,初めてという不思議。

普通,初めて観るものは,受け入れるのに,ちょっと時間がいるのだけれど,微塵の違和感もなく,スッと心に入ってきた。

とにかく感慨深いです。

フィナーレの踊る淑女で,昇天。
冥途のみやげに,いいもの見せてもらいました。

わたるさん,大きく育ってくれて,ありがとう。
宝塚は,ビジュアル命の世界だから,身長のバランスは大事だと思っている。デュエットダンスでは,絡んでの動きが必須だから,特に。

わたるさんとコンビだと,御贔屓が,ちゃんと淑女に見えます(顔は,もともと問題ないので,身長的な話)。
予想通り,美人でした(はあと)。
横全開スリットで,気前良く,おみ足も見せてくださっていました。

初日で,硬い部分もあったと思いますが,オスカルは,硬質なキャラなので,全ツ,これまでの公演と,演じてきた星組さんの間にポンっと入っても,違和感なかったです。

私の中で,安蘭けいさんの株,上昇中です。
身長差を感じさせない演出もさることながら,暖かい包容力と,大人の男のゆとりを感じます。
王宮の庭園でのオスカルとアンドレのやりとり,子犬のようにムキになったり,アンドレを追いかけていくオスカルがかわいいです。

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