オペラ座の怪人のネタばれありです。

偶然,オペラ座の怪人の映画→宝塚月組エリザベートと続けて観て,この別の作品の主人公二人に,共通点を見出しました。

二人とも,

寂しい孤児の心の隙間につけいる妖しい存在

なのです。

いちお,ルドルフ殿下にはご両親がいらっしゃいます。
フランツは,「父である前に皇帝」というタイプです。
♪皇帝は自分のためにあらず♪
と歌っているくらいですから。
シシィは,ブタペストに来てもウィーンの街には立ち寄りません。

両親は健在でも,愛に飢えて成人。
これって,孤児同然だよね。

亡くなった父親が贈ってくれると言った「音楽の天使」を心のよりどころにしているクリスティーヌも寂しい孤児。

そんな心にそっと忍び寄るトートとファントム。
トートは「お友達」として
ファントムは「音楽の天使」として

クリスティーヌも,かなり繊細な心の持ち主で,「迷い」が生じる。

でも,メグ(オペラ座バレエ学校の同級生?宝塚でいうと同期のような人)や,ラウルという,日の当たる世界へひっぱり戻してくれる友人(恋人)がいた。
孤独なルドルフは,心の中に闇が広がり・・・。

学校にも行ってないし,友達がいなかったんだろうなあ。トートの他に。革命家たちは,「同士」って感じだろうし。

そこが,二人の決定的な違い。

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