二人のわたし

2005年2月7日 宝塚
エリザベートで,一番心動かされる場面は?

と聞かれたら,迷わず,

ルドルフと旅から帰ったエリザベートの場面

と答えると思う。
思い入れの深い作品の,一番感動的な場面に,自分のご贔屓が出演するという幸せ。
それも,あて書きのように,似合う役で。
母親役は,同期のアサコちゃん。

宝塚の舞台をみるときって,ヒロインとか,娘役さんに,感情移入して観ることが多いけれど,この場面では,いつも,ルドルフにどっぷりです。心は泣いています。

今回は,ママの愛情に飢えたルドルフに感情移入して,泣いているわたしの他に,もうひとりのわたし。

期待通りに,こわれそうなくらい,繊細で,脆くて,不安定で,それでいて凛々しい軍服姿が似合う,ご贔屓の動き,表情のひとつひとつを味わって,微笑んでいるわたし。

ルドルフが,あなたに似合うことは,誰よりもわかっていたのよ。

ルドルフが両手ではさんで頬に寄せた手をエリザベートがスッとひいたときに見せる,あの空をさまよう,寂しげな表情。
かわいそうなんだけど,嬉しい。あんな切なげな表情が見れて,嬉しい。

他のルドルフのときは,ひたすらかわいそうで。

↓瀬奈じゅんさんのファンの方の日記みたいですね。前から,あさこちゃんのことは好きで,特出で何度も舞台を観ていたときには,ふらふらとよろめいてました。

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