Memoire〜回想録その3
2005年1月29日 宝塚1月21日の日記の続きです。
Practical Joke
これ以上,のぞむべくもないほど,素晴らしい作品だった。
土日,土日,千秋楽,と地元公演以上に通い倒しました。
梅田の方が,ムラより,楽でした。体力的に。
チケットは,ありがたいことに,自分でとれました。
あの一本の電話がつながったことで,精神的,経済的に,どれだけ救われたか。
過去を消した男。
影のある,孤独な男。
ごく普通のスーツを着ているのに,絵になる男。
普通の恋愛の話ではない。
印象に残っているご贔屓の台詞は,
「もう,いいじゃないか。」
ともすると,重苦しくなりがちなストーリーを,カリブの海と,シビさんの,心を震わせるような歌声が緩衝剤になって,バランスの良い舞台になっていました。
ご贔屓は,空を抱いたときの切なげな表情,眉間にシワを寄せて悩み苦しむ表情が,最高にステキな人だった。
夢のようなお席で,そんな表情を,心ゆくまで,堪能。
私の魂は,救われました。
そして,世紀末に失った,「公演を楽しむ」という心のゆとりを取り戻しました。ずっと,「サヨナラショー,見れなかったら,どうしよう」という重圧の中で過ごしていた私にとって,とても心地のよい解放感でした。
私は,楽しみたかった。
そう,チケット取りの心配,資金繰りの心配,部屋探しの心配,あらゆる悩みから解放されて,ただ,あの人のみに,集中したかった。
束の間の春だった。
あの激寒の2月を思えば,寒さも和らぎ,日も長くなり,ドラマシティの入り,出も満喫しました。
私は,忘れない。あの春を。
そして,赤坂でのお稽古。
東宝で最後だと思っていたお稽古待ち,赤坂でもありました(ブラボー)。
東宝1回公演の出待ちは,猛ダッシュが必要だったけれど,お稽古待ちは遅いスタンバイなので,カフェでちょっと一息ついて,お稽古待ち。
夕方の赤坂で,ひとり,カフェでお茶したりするのって,なんか,オシャレな感じです(笑)。
アクトの楽屋口前は,そもそも,出待ちをすることを想定して作られていないためか,暗く,足場が悪く,かなり苦しい体勢で待っていました。舗装に割れ目があったり,斜面になっていたりで。
でも,そんなことは平気。
結局ご贔屓が出てくるのは,真っ暗になってからだったけれど,確実にやってくる春の足音と,公演への期待(DCで見て,期待できる内容なのがわわかっていたから)で,心は弾んでいました。
3月だというのに,桜が咲き始めた。
初日と,千秋楽と,平日公演2回。
満足のいくチケットを事前に用意できているということの,何と心安らかなことか。
あとは,ただ,見るのみ。
劇場のふもとのカフェでも,ロビーでも,ご贔屓のファンの知り合いに会って,話に花が咲いて楽しかった。
ここで,ちょっと切ないエピソードをひとつ。
平日夜公演でのこと。
その日は,その前の用事の都合で,全身,洗える服装。もう,カジュアル通り越して,かなり激しく,ラフな格好でした。家に着替えに帰る時間もなくて。
お洒落なカフェにはちょっとふさわしくないような服装。でも,いいの。お客様だから(笑)いくら仮設でも,劇場にもふさわしくない格好。でも,いいの。お客様だから(笑)
カフェで2組,知り合いに合いましたけど,みんな,ご贔屓のことで頭が一杯で,人のことなんか,見てないし。問題ないでしょう。
その日の幕間に,ロビーで,久しぶりに同級生を見かけ,速攻で隠れました。
彼女が嫌いなわけじゃないけど,今は会いたくないのよ。
ところが,お手洗いの列に並んでいるときに,見つかってしまいました。
何て目ざといのよ!
並んでるから,隠れられないし。。。。。。
で,何となく,ロビーでお話しする流れに・・・・。
しかも,親子連れだし。
お母様に具体的に紹介しなくていいから!!!
「お友達なの」くらいでいいから!!!!
穴掘って入りたいわ。
さらに悪いことに,あれから,一度も会ってない。
あのイメージのまま,今日まで来てるかと思うと・・。
今度会うときは,ネイルサロン行って,美容院行って,ビシっとキメて会いたいけど,そんな余分な費用は,ありません。
Practical Joke
これ以上,のぞむべくもないほど,素晴らしい作品だった。
土日,土日,千秋楽,と地元公演以上に通い倒しました。
梅田の方が,ムラより,楽でした。体力的に。
チケットは,ありがたいことに,自分でとれました。
あの一本の電話がつながったことで,精神的,経済的に,どれだけ救われたか。
過去を消した男。
影のある,孤独な男。
ごく普通のスーツを着ているのに,絵になる男。
普通の恋愛の話ではない。
印象に残っているご贔屓の台詞は,
「もう,いいじゃないか。」
ともすると,重苦しくなりがちなストーリーを,カリブの海と,シビさんの,心を震わせるような歌声が緩衝剤になって,バランスの良い舞台になっていました。
ご贔屓は,空を抱いたときの切なげな表情,眉間にシワを寄せて悩み苦しむ表情が,最高にステキな人だった。
夢のようなお席で,そんな表情を,心ゆくまで,堪能。
私の魂は,救われました。
そして,世紀末に失った,「公演を楽しむ」という心のゆとりを取り戻しました。ずっと,「サヨナラショー,見れなかったら,どうしよう」という重圧の中で過ごしていた私にとって,とても心地のよい解放感でした。
私は,楽しみたかった。
そう,チケット取りの心配,資金繰りの心配,部屋探しの心配,あらゆる悩みから解放されて,ただ,あの人のみに,集中したかった。
束の間の春だった。
あの激寒の2月を思えば,寒さも和らぎ,日も長くなり,ドラマシティの入り,出も満喫しました。
私は,忘れない。あの春を。
そして,赤坂でのお稽古。
東宝で最後だと思っていたお稽古待ち,赤坂でもありました(ブラボー)。
東宝1回公演の出待ちは,猛ダッシュが必要だったけれど,お稽古待ちは遅いスタンバイなので,カフェでちょっと一息ついて,お稽古待ち。
夕方の赤坂で,ひとり,カフェでお茶したりするのって,なんか,オシャレな感じです(笑)。
アクトの楽屋口前は,そもそも,出待ちをすることを想定して作られていないためか,暗く,足場が悪く,かなり苦しい体勢で待っていました。舗装に割れ目があったり,斜面になっていたりで。
でも,そんなことは平気。
結局ご贔屓が出てくるのは,真っ暗になってからだったけれど,確実にやってくる春の足音と,公演への期待(DCで見て,期待できる内容なのがわわかっていたから)で,心は弾んでいました。
3月だというのに,桜が咲き始めた。
初日と,千秋楽と,平日公演2回。
満足のいくチケットを事前に用意できているということの,何と心安らかなことか。
あとは,ただ,見るのみ。
劇場のふもとのカフェでも,ロビーでも,ご贔屓のファンの知り合いに会って,話に花が咲いて楽しかった。
ここで,ちょっと切ないエピソードをひとつ。
平日夜公演でのこと。
その日は,その前の用事の都合で,全身,洗える服装。もう,カジュアル通り越して,かなり激しく,ラフな格好でした。家に着替えに帰る時間もなくて。
お洒落なカフェにはちょっとふさわしくないような服装。でも,いいの。お客様だから(笑)いくら仮設でも,劇場にもふさわしくない格好。でも,いいの。お客様だから(笑)
カフェで2組,知り合いに合いましたけど,みんな,ご贔屓のことで頭が一杯で,人のことなんか,見てないし。問題ないでしょう。
その日の幕間に,ロビーで,久しぶりに同級生を見かけ,速攻で隠れました。
彼女が嫌いなわけじゃないけど,今は会いたくないのよ。
ところが,お手洗いの列に並んでいるときに,見つかってしまいました。
何て目ざといのよ!
並んでるから,隠れられないし。。。。。。
で,何となく,ロビーでお話しする流れに・・・・。
しかも,親子連れだし。
お母様に具体的に紹介しなくていいから!!!
「お友達なの」くらいでいいから!!!!
穴掘って入りたいわ。
さらに悪いことに,あれから,一度も会ってない。
あのイメージのまま,今日まで来てるかと思うと・・。
今度会うときは,ネイルサロン行って,美容院行って,ビシっとキメて会いたいけど,そんな余分な費用は,ありません。
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