百人一首

2004年5月19日 エッセイ
百人一首には,恋の歌と,景色(花,紅葉,雪等)を詠んだ歌が多い。
子供のころ,全部暗記したが,恋愛の歌は,一部,サパーリ理解できなかった。美しいコトバで景色を詠み込んだ歌は好きだった。

恋しい人と離ればなれになるという前提で,「また,必ず会いましょう」とか,「待っています」という内容は,まあ理解できた。

どのような歌が理解できなかったかというと,例えば,

「恋しい人に会えなくて恨めしい」という歌
「恋しくて身が焦がれそう」という歌

好きな人が恨めしいって一体??だいたい,会いに来てくれないような冷たい人のことなんて,忘れちゃえばいいじゃん。苦しいなら,恋をやめれば?

などと思っていた。

ところが,自分が,身を焦がすような激しい恋をしてみて,あの百人一首の恋の歌をしみじみと理解・共感することができるようになった。


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